外科

診療科の概要・特徴

外科では消化器・乳腺疾患を中心に診断、治療(手術・化学療法)を行い、外科医6人体制で日々の診療や休日夜間の救急患者さんの対応をしております。
診療では消化器領域でロボット支援下手術や乳がん領域でオンコタイプDXによる遺伝子診断の導入など、最新の医療を提供してまいります。
横浜市立大学外科治療学の関連病院であり、必要に応じて大学・がんセンターなどから診療に協力を得ることができ、幅広い疾患に対応しております。

消化器外科領域

当科では従来より、胃がん・大腸がんなどの消化器がんの手術に対して、「カラダに優しい」と称される腹腔鏡手術を積極的に行ってきました。令和6年3月からはその腹腔鏡手術をさらに発展させた手術支援ロボット 「da Vinci(ダヴィンチ)」によるロボット手術を大腸がん領域の直腸がんで導入いたしました。
ロボット手術は人間の手首よりもはるかに曲がる器具(鉗子)による繊細な手術が特徴です。これにより、排尿や性機能、排便などに必要な神経や筋肉を温存しながら、がんをきれいに摘出することが可能となり、患者さんの治療成績の向上が期待されます。
治療ガイドラインで推奨されたことを受け、令和7年度からは直腸がんだけでなく結腸がんに対してもロボット支援手術を開始し、患者様に提供できる治療の選択肢の幅がさらに広がりました。またロボット手術の症例数を日々着実に重ね、ロボット手術の術者資格を有する外科医も当科では増えており、効果的でより安全な手術を提供することができます。

・診療実績 
ロボット支援下手術 (大腸がん56例 (内訳: 直腸がん42例, 結腸がん14例:2024/3-2025/8)

肛門に近い直腸がん治療

当科では大腸がん領域でロボット手術が施行可能となり、より先進的な医療の提供が行えるようになりました。先に申し上げたように、ロボット手術は曲がる鉗子により狭い骨盤内の操作に適しており、特に肛門に近い直腸がん手術で繊細な手術が可能となります。
一方で当科ではまだ県内でも行っている施設が少ない「経肛門直腸間膜切除術(TaTME)」も取り入れております。こちらは通常の腹腔からの操作に加え、肛門からも腹腔鏡と鉗子を挿入し手術を行う術式で、より肛門の筋肉を繊細に観察することができ、永久人工肛門を作らず、できるだけ自然肛門を温存することが可能となります。永久人工肛門を回避できるかどうかの瀬戸際の直腸がんでも治療選択肢が多いことが当科の特徴です。
今後もロボットの長所とTaTMEの長所を考え、患者さんの病状に応じて適切な術式を提供していきたいと考えております。

外科部長 片山雄介

乳腺外科

乳腺外科では、良性疾患や乳癌に至るまで、さまざまな乳腺疾患に関する診断と治療を行っております。
乳癌治療は、日本乳癌学会による乳癌診療ガイドラインに準じた標準的治療をもとに、それぞれの患者さんに最適な個別化された治療を提供することを心がけています。
当科の特徴は、女性の日本乳癌学会乳腺専門医が在籍しており、女性目線で患者さんに寄り添うことができることです。

外科副部長 乳腺専門医
田中 彩乃
マンモグラフィ検査や超音波検査などを行う技師も女性スタッフが対応しております。

乳腺外科関連ページ

診療内容と診療実績

令和7年4月より外科は新体制となり手術件数が増加し、さらに最近の学会で話題になっている最先端の手技やロボット手術も取り入れています。

診療実績

 
大分類(部位・疾患)中分類・術式名2024年度2025年度
大腸
結腸・直腸切除術(悪性腫瘍手術含む)
105143
 [うち ロボット支援下]27(26%)
79(56%)
 [うち 腹腔鏡下]
67(64%)
46(33%)
 [うち 開腹]
11(10%)
18(11%)
胃悪性腫瘍手術・胃局所切除術など
2729
 [うち 腹腔鏡下]
9(34%)
9(32%)
 [うち 開腹]
18(66%)
20(68%)
肝・胆・膵
肝切除術
36
膵体尾部・根治的膵十二指腸切除術
32
胆嚢摘出術(拡大含む)
5797
 [うち 腹腔鏡下]
46(81%)
89(92%)
 [うち 開腹]
11(19%)
8(8%)
ヘルニア
鼠径・腹壁・大腿・他 ヘルニア手術
97128
 [うち 腹腔鏡下]
59(61%)
103(81%)
 [うち 開腹]
38(39%)
25(19%)
虫垂
虫垂切除術
4048
 [うち 腹腔鏡下]
39(98%)
48(100%)
 [うち 開腹]
1(2%)
0
乳腺
乳腺悪性腫瘍手術・乳房腫瘍摘出術
5970
血管・処置等
中心静脈カテーテル設置(CVポート)
3436
創傷処理・皮膚切開・CVポート抜去等の処置
311
その他外科手術
その他の手術(小腸切除・癒着剥離・人工肛門など)
5285
総計 480655


メディア掲載

2022年9月25日(日)
読売新聞内「病院の実力」コーナーで「胃がん」が特集され、神奈川県編に当院の2021年診療実績が掲載されました。大学病院なども含め、紹介された県内の病院の中で当院の実績件数は14位と評価されました。
6月23日(日)付 読売新聞 地域面(22面)に掲載された『病院の実力』神奈川編(今回のテーマ:乳がん)において、当院が、乳がんの治療実績がある医療機関(2023年度)として紹介されましたので、お知らせいたします。
7月21日(日)付 読売新聞 地域面(24面)に掲載された『病院の実力』神奈川編(今回のテーマ:大腸がん)において、当院が、大腸がんの治療実績がある医療機関(2023年度)として紹介されましたので、お知らせいたします。」

スタッフ紹介

片山 雄介(かたやま ゆうすけ)

【役職】
外科部長

【免許取得年】
平成19年

【認定資格 等】
  • 日本外科学会専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会専門医・指導医
  • 日本消化器がん治療認定医
  • 日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・大腸)
  • 医学博士
  • 緩和ケア
  • ダヴィンチ手術支援システム コンソール外科医トレーニング終了証
  • 日本内視鏡外科学会 ロボット支援手術プロクター認定医

【経歴】
  • 2009年4月横浜南共済病院・外科
  • 2011年4月済生会横浜市南部病院・外科
  • 2012年10月神奈川県立がんセンター・消化器外科
  • 2015年4月横浜市立大学付属市民総合医療センター 消化器病センター・外科
  • 2016年4月国立がんセンター東病院・大腸外科
  • 2018年4月秦野赤十字病院・外科

【メッセージ】
患者さんとご家族にとって、何が最善の治療かを考えながら診療を行っております。ご心配なことがあれば何でもご相談ください。

田中 彩乃(たなか あやの)

【役職】
外科副部長

【免許取得年】
平成20年

【認定資格 等】
  • 日本外科学会専門医
  • 日本乳癌学会乳腺専門医
  • 日本乳がん検診制度管理中央機構マンモグラフィ読影医師
  • 乳房再建エキスパンダー責任医師

淺利 昌大(あさり まさひろ)

【役職】
外科医長

【免許取得年】

【認定資格 等】
・日本外科学会専門医
・日本消化器外科学会専門医
・日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
・日本消化管学会胃腸科専門医・指導医
・日本消化管学会胃腸科認定医
・日本がん治療認定医機構がん治療認定医
・小田原市立病院 緩和ケア研修会修了

田中 雄也(たなか ゆうや)

【役職】
外科医師

【免許取得年】

【認定資格 等】
  • 平塚共済病院 緩和ケア研修会修了
  • ダヴィンチ手術支援システム コンソール外科医トレーニング終了証

遠藤 和也( えんどう かずや)

【役職】
外科医師

【免許取得年】

【認定資格 等】
  • 外科専門医
  • 消化器外科専門医
  • 日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
  • 横浜市立大学附属市民総合医療センター 緩和ケア研修修了

大倉 拓(おおくら たく)

【役職】
外科医師

【免許取得年】

【認定資格 等】

2026/7 更新
TOPへ戻る