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平成27年度 秦野赤十字病院 病院指標

年齢階級別退院患者数

年齢区分
0~
10~
20~
30~
40~
50~
60~
70~
80~
90~
患者数
506
117
101
125
244
406
1020
1357
935
232
H27年度 年齢別退院患者数の集計結果です。
当院では60~79才までの割合が47.1%となっており、89才まで含めると65.7%と過半数を占めています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)

内科

DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用
パス
060100xx03xx0x
小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的消化管止血術等 副傷病なし
158
4.1
2.76
0.00
66

050050xx99100x
狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし
113
3.18
3.07
0.00
69
040080x099x0xx
肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし
105
18.60
14.34
4.76
77
上位にある大腸のポリープに対して内視鏡を使用し切除する入院はH27年度内科手術件数503件の内158件施行しており約31.4%施行しております。
虚血性心疾患に対するカテーテル治療を中心に、24時間オンコール体制で緊急対応を行っています。高齢社会に伴い心不全疾患も増加しており、急性期から慢性期にかけて継続した治療をしています。
慢性腎不全等に対しての透析療法その他血液浄化療法を行っています。
白血病、多発性骨髄腫等に対して無菌室での自家末梢血幹細胞移植術、抗体療法、分子標的療法による完全治癒を目指しています。
また、H28年度からは総合内科を加え呼吸器内科、糖尿病、内分泌の疾患についても診療できるように尽力したいと考えております。

外科

DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用
パス
060035xx99x00x
結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし
85
2.56
7.01
0.00
71
060160x003xx0x
鼠径ヘルニア(15歳以上) 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 副傷病なし
74
7.45
4.96
0.00
63
060100xx03xx0x
小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的消化管止血術等 副傷病なし
68
2.55
2.76
0.00
68
当院では、消化器外科(食道、胃、大腸、肝・膵・胆道系疾患)を中心に、乳腺外科、甲状腺外科、呼吸器外科、末梢血管外科(下肢静脈瘤)、一般外科(鼠径ヘルニア、虫垂炎)と幅広く診療、治療を行っております。また最大の特徴である腹腔鏡下手術を中心とした鏡視下手術の充実を心がけており、この地域ではまだ数が少ない、日本内視鏡外科学会技術認定医を擁しており、この者を中心に安全で侵襲が少なく且つ小さな傷口の手術を出来るだけ多くの患者さんに提供できるよう努力しております。

整形外科

DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用
パス
160800xx01xxxx
股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等
86
41.97
28.70
25.58
81.94
160760xx97xx0x
前腕の骨折 手術あり 副傷病なし
35
7.23
5.70
0.00
46.20
070370xx97xxxx
脊椎骨粗鬆症 手術あり
29
37.38
28.68
10.34
83.76
脊椎外科、股関節外科、膝関節外科、手・肘関節外科、感染等の専門領域に通じたスタッフが常勤しており、多岐にわたる疾患を治療・手術しております。

脳神経外科

DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用
パス
010060x099030x
脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 副傷病なし
58
18.66
18.08
17.24
73.91
010060x099000x
脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし
56
17.13
15.80
8.93
68.09
160100xx97x00x
頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし
38
12.29
10.02
0.00
73.29
地域中核病院の脳神経外科として急性期の脳血管障害は24時間体制で治療を行っています。「脳卒中地域連携パス」を活用し、急性期治療終了後は回復期病院、維持期医療機関と連携 して継続的な治療を行っています。

泌尿器科

DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用
パス
110080xx991xxx
前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり
122
3.0
2.72
0.00
70
11012xxx020x0x
上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1なし 副傷病なし
72
5.38
5.91
0.00
56
110070xx0200xx
膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし
56
8.04
7.59
0.00
72
市内で手術を含む高度な治療を行う唯一の泌尿器科であり、診断群分類の中で上記の2番目に上がっている項目の上部尿路疾患は全部で144件あるうち71件がレーザーによるものの治療となっており、高度な治療を行っている実績とも言えます。

小児科

DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用
パス
040080x1xxx0xx
肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳未満) 手術・処置等2なし
139
5.19
5.72
0.00
2
040100xxxxx00x
喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし
97
6.38
6.31
3.09
3
040070xxxxx0xx
インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし
45
5.04
5.54
0.00
3
入院診療は肺炎、胃腸炎、脱水、気管支喘息など急性期疾患を中心に診療しています。感染用陰圧室も4床備えており麻疹、水痘など感染性疾患の入院にも対応可能です。表に記載されております通り、子供の疾患で最も多いのは呼吸器の風邪や喘息等での入院が多くなっております。

神経内科

DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用
パス
010060x099030x
脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 副傷病なし
3
17.67
18.08
0.00
77
030400xx99xxxx
前庭機能障害 手術なし
3
2.00
5.31
0.00
72
010060x099000x
脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし
2
22.00
15.80
0.00
63
神経内科領域の疾患は一通り対応できるようにしていますが、常勤1名体制のため、特殊検査(神経・筋生検など)が必要な場合や、集中治療管理が必要な場合(特に若年者の神経感染症、重篤な神経免疫性疾患など)は、大学病院などに紹介させていただいています。
上記の表の通り、当院ではめまいや脳血管障害の比較的軽い症状の方の入院となっています。

産婦人科

DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用
パス
120140xxxxxxxx
流産
9
1.11
2.34
0.00
36.44
120220xx02xxxx
女性性器のポリープ 子宮内膜掻爬術
3
1.00
2.27
0.00
39.00
120230xx02xxxx
子宮の非炎症性障害 子宮鏡下子宮中隔切除術、子宮内腔癒着切除術(癒着剥離術を含む。)等
2
1.00
2.48
0.00
49.50
婦人科腫瘍では子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症等、良性疾患を中心に診療を行っています。表に記載されている通り、入院期間も短いものとなっています。

眼科

DPCコード
DPC名称
患者数
平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
平均年齢
患者用
パス
020110xx97xxx0
白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼
230
2.60
3.01
0.00
74.3
020150xx97xxxx
斜視(外傷性・癒着性を除く。) 手術あり
1
2.00
3.38
0.00
20.0
当院では白内障での入院が主となっており、基本的に日帰りか1泊2日での入院としております。白内障、緑内障、高血圧眼底、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、翼状片、ドライアイ、結膜炎など眼科一般の診断と治療。必要に応じ、光凝固術、手術加療を行います。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発
再発
病期分類
基準(※)
版数
Stage I
Stage II
Stage III
Stage IV
不明
胃癌
7
5
2
11
13
53
1
6、7
大腸癌
6
10
26
9
40
200
1
6、7
乳癌
11
13
1
0
4
21
1
6、7
肺癌
0
0
0
0
2
0
1
6、7
肝癌
3
1
2
1
3
20
1
7
※1:UICC TNM分類、2:癌取扱い規約
癌の進行度(Stage)について進行度別に患者数を算出しました。
当院では診断が確定した状態での入院が主となっており、化学療法等により計画的再入院が多いため、再発患者数が多い結果となっております。

成人市中肺炎の重症度別患者数等


患者数
平均在院日数
平均年齢
重症度 0
9
10.22
43.89
重症度 1
42
22.36
76.95
重症度 2
31
21.06
84.61
重症度 3
13
28.54
82.08
重症度 4
5
25.80
90.00
重症度 5
0
0.00
0.00
不明
2
12.50
89.00
市中肺炎とは病院・診療所外で発症した肺炎のことです。重症度別に患者数を表した表になります。当院では重症度が低いものが多く、重症度が高くなると高度な医療を提供できる施設に転院を行っております。

脳梗塞のICD10別患者数等

ICD10
傷病名
発症日から
患者数
平均
在院日数
平均年齢
転院率
G45$
一過性脳虚血発作及び関連症候群
3日以内
30
7.43
71.70
0.00
その他
1
2.00
69.00
0.00
G46$
脳血管疾患における脳の血管(性)症候群
3日以内
0
0.00
0.00
0.00
その他
0
0.00
0.00
0.00
I63$
脳梗塞
3日以内
164
24.34
73.90
18.24
その他
6
33.67
78.50
1.18
I65$
脳実質外動脈の閉塞及び狭窄、脳梗塞に至らなかったもの
3日以内
7
9.71
76.57
0.00
その他
2
2.00
78.50
0.00
I66$
脳動脈の閉塞及び狭窄、脳梗塞に至らなかったもの
3日以内
1
48.00
76.00
100.00
その他
0
0.00
0.00
0.00
I675
もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症>
3日以内
0
0.00
0.00
0.00
その他
0
0.00
0.00
0.00
I679
脳血管疾患、詳細不明
3日以内
0
0.00
0.00
0.00
その他
0
0.00
0.00
0.00
脳梗塞の詳細分類した表です。3日以内の発症がほとんどとなっており、一過性脳虚血発作を除き、約8割の症例は当院で治療を行ったが、約2割の症例は転院となっています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)

内科

Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用
パス
K7211
内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)
133
0.34
1.59
0.00
64.81

K5493
経皮的冠動脈ステント留置術(その他)
57
2.33
6.00
3.51
70.54

K654
内視鏡的消化管止血術
25
1.88
10.80
4.00
69.44

ポリープ切除術の件数が多く、比較的早期に退院されています。また、虚血性心疾患に対するカテーテル治療を中心に、24時間オンコール体制で緊急対応を行っているため、冠動脈ステント留置術の施行件数も多くなっています。

外科

Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用
パス
K634
腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)
75
1.35
5.61
0.00
64.20

K7211
内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)
58
0.74
1.50
0.00
70.97

K672-2
腹腔鏡下胆嚢摘出術
50
3.32
7.46
0.00
62.74

腹腔鏡下手術を中心とした鏡視下手術の充実を心がけており、この地域ではまだ数が少ない、日本内視鏡外科学会技術認定医を擁しているため、腹腔鏡下手術を当科では多く施行しております。

整形外科

Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用
パス
K0461
骨折観血的手術(肩甲骨)
88
3.48
35.56
18.18
78.85

K0821
人工関節置換術(股)
46
2.98
34.24
6.52
74.46

K0483
骨内異物(挿入物を含む)除去術(下腿)
36
0.97
3.19
0.00
44.78

高齢者の転倒による骨折が多く、それに伴い手術件数が増えている傾向になっています。また表には記載されていませんが、脊椎の手術も同様に多い傾向になっています。

脳神経外科

Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用
パス
K164-2
慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術
28
2.75
13.61
0.00
76.71

K1425
脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除)
4
2.75
10.00
0.00
70.75

K1692
頭蓋内腫瘍摘出術(その他)
4
5.50
19.75
25.00
68.25

診断群分類別患者数で上位3位に上がっている通り、手術で多いのは慢性硬膜下血腫に対する手術となっています。当院では術後リハビリ含め2~3週間での入院となっています。

泌尿器科

Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用
パス
K7811
経尿道的尿路結石除去術(レーザー)
74
1.27
3.28
0.00
56.46

K8036ロ
膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他)
59
1.07
7.10
0.00
73.07

K768
体外衝撃波腎・尿管結石破砕術
49
0.00
1.00
0.00
54.22

結石に対してのレーザーもしくは体外衝撃波での治療が上位となっています。レーザーを行う可能性のある疾病が197件あるうち93件がレーザーによるものの治療となっており約47.2%の症例に対して施行しております。

小児科

Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用
パス
K7151
腸重積症整復術(非観血的)
2
0.00
1.50
0.00
0.00

腸重積は生後3ヶ月から2歳までの子供に突然発症する病気といわれています。秦野伊勢原小児二次救急輪番体制をとっているため、当院で治療が可能な腸重積の治療を行っています。

産婦人科

Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用
パス
K9091
流産手術(妊娠11週まで)
7
0.00
0.14
0.00
38.71

K861
子宮内膜掻爬術
5
0.00
0.00
0.00
43.20

K909-2
子宮内容除去術(不全流産)
2
0.00
0.00
0.00
28.50

診断群分類別患者数で記載した通り、入院期間が短いものとなっております。入院当日での退院もしくは一泊してからの退院となっています。

眼科

Kコード
名称
患者数
平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
平均年齢
患者用
パス
K2821ロ
水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他)
230
0.64
0.98
0.00
75.51

K279
硝子体切除術
7
0.86
0.86
0.00
77.29

K2425
斜視手術(直筋の前後転法と斜筋手術)
1
0.00
1.00
0.00
20.00

当院では白内障の手術が主となっています。H27年度の白内障の手術件数は保険適用外含め342件でうちレンズを使用しない手術1件、多焦点レンズを用いた手術は9件、その他が332件となっています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC
傷病名
入院契機
症例数
発生率
130100
播種性血管内凝固症候群
同一
0
0.00
異なる
13
0.26
180010
敗血症
同一
10
0.20
異なる
31
0.61
180035
その他の真菌感染症
同一
0
0.00
異なる
1
0.02
180040
手術・処置等の合併症
同一
35
0.69
異なる
21
0.42
臨床上0件にはなりえないものの、医療の質向上のため、できるだけ改善すべき症例の集計になります。
播種性血管内凝固症候群、敗血症は入院後発症している事例が多い結果となっています。

更新履歴

2016-11-30
H27年度 項目別解説文追加
2016-09-29
H27年度 病院情報公開
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