認定看護師とは、特定の分野において熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践ができ、日本看護協会認定看護師認定審査に合格したものをいいます。
役割としては
- 個人、家族及び集団に対して、熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践する(実践)
- 看護実践を通じて看護職に対し指導を行う(指導)
- 看護職に対しコンサルテーションを行う(相談)
の3つの役割を果たします。
日本看護協会では21分野が特定されており、当院は、現在7分野7名の認定看護師が活動しています。現場での実践・指導・相談、そして院内・外での研修を行っています。
感染管理認定看護師
佐々木明子
感染管理認定看護師は、病院を利用する患者さんやご家族、病院を訪れるすべての人々はもちろん、現場で働くすべての人々を感染から守る役割があります。 私は、「感染対策についてもっと知りたい、病院における全ての人を感染から守りたい」という思いから認定看護師になりました。院内ラウンドやカンファレンス、年2回以上の感染管理研修会を行い、誰もが適切な感染対策が実践できる病院を目指し、日々感染対策チームの一員として取り組んでいます。
救急看護認定看護師
桑原雅恵
管理的な立場でスタッフの育成に関わり、患者急変時の看護や災害教育に対して力を入れて行っています。救急も災害も看護師が一歩踏み出せるように、その後押しができればと考え、研修や訓練の企画運営に参画しています。
皮膚・排泄ケア認定看護師
鈴木里佳
皮膚・排泄ケアの専門性は、ストーマや瘻孔周囲の皮膚の保護や皮膚障害への対処によって開発された知識や技術が、排泄物による皮膚障害にとどまらず、褥創や慢性潰瘍の対処や予防に活用できたことから発展してきました。
皮膚・排泄ケア認定看護師の役割は、健康を害した皮膚や皮膚障害のリスクの高い脆弱な皮膚に対し、健康を取り戻すこと、また、身体の機能低下や社会生活を制限する排泄障害に対する苦痛を取り除くことです。そして、人間の尊厳を保ち、生きる意欲や人間らしさを取り戻すためのケアを専門的な知識・技術を用いて援助することを目的としています。「ストーマケア」「褥創ケア」「失禁ケア」を毎週水・木曜日を中心に活動しています。
皮膚・排泄ケア認定看護師の役割は、健康を害した皮膚や皮膚障害のリスクの高い脆弱な皮膚に対し、健康を取り戻すこと、また、身体の機能低下や社会生活を制限する排泄障害に対する苦痛を取り除くことです。そして、人間の尊厳を保ち、生きる意欲や人間らしさを取り戻すためのケアを専門的な知識・技術を用いて援助することを目的としています。「ストーマケア」「褥創ケア」「失禁ケア」を毎週水・木曜日を中心に活動しています。
緩和ケア認定看護師
室川真由美
緩和ケアは、がんの末期にある患者さんだけに関わるケアではありません。現在は「生命を脅かす疾患に直面する患者さん・ご家族に対し、疾患の早期から行うケア」へと変わってきています。私は病棟所属で緩和ケアチームのメンバーとしても横断的活動を行っております。苦痛の緩和はもちろん、患者さん、ご家族のQOL(生活の質)を大切にし、最期までその人らしく過ごせることを第一に考えケアに関わらせていただきます。
がん化学療法看護認定看護師
矢巻記子
がん患者さんは年々増加傾向にあり、がん治療も10年前とは比較にならないほど進歩しています。最近では通院しながら抗がん剤治療を行うケースが多く、がんに伴う症状や薬の副作用を抱えながら自宅で療養していらっしゃる方が増えています。治療と折り合いをつけながら生活を続けていくことは、患者さんだけでなくご家族の負担も大きなものがあります。がん化学療法認定看護師として患者さんやご家族の治療に伴うつらさを聞き、出来る限り安楽に治療が続けられるように関わっていきます。
慢性心不全看護認定看護師
内田寿恵
人口の高齢化が加速する中で、心不全患者さんは増加傾向であり、今後の【心不全パンデミック】への対策が急務と言われています。心不全の患者さんは、増悪のため入退院を繰り返し、本人はもちろんご家族も不安をかかえて生活していくことになります。認定看護師として、患者さん家族の価値や信念、QOL【生活の質】を尊重した生活を提供できるように、医師や病院スタッフと共に、協力して係わっていきたいと考えています。
集中ケア認定看護師
相中育子
集中ケア認定看護師は生命の危機的状況や、急変、重症化リスクのある患者さんに対して、フィジカルアセスメントを駆使して病態変化を予測し、重篤化、合併症を回避するための援助を行います。また、その状態にある患者さん、ご家族はショックや不安が大きく、身体、精神、社会的側面を含めた治療、看護が必要となります。
多職種や、他病棟との連携を図り、急性期から早期回復を目指し、患者さんご家族が安心した入院生活を送れるように働きかけていきます。クリティカルケア領域だけではなく、一般病棟においても病棟ラウンドや勉強会を行い、スタッフが相談しやすい環境を作りながら、院内全体の看護の質が向上できるように励んでいきます。
多職種や、他病棟との連携を図り、急性期から早期回復を目指し、患者さんご家族が安心した入院生活を送れるように働きかけていきます。クリティカルケア領域だけではなく、一般病棟においても病棟ラウンドや勉強会を行い、スタッフが相談しやすい環境を作りながら、院内全体の看護の質が向上できるように励んでいきます。